船体ブロック曳航 タグボート「 太洋丸 」NAVTEC

来島海峡でよく見られる光景です。


 巨大な船体をいくつかのブロックに分けて製造し、最終的にそれらつなぎ合わせて一隻の船を完成させる。この製造方法を“船体ブロック工法”と呼びます。同時に製造することで作業効率が上がるため、世界の造船現場で用いられている工法です。
 重要なのは、非常に高い精度でのモノづくり。それぞれのブロックで少しでも歪みやズレが生じると、上手く組みあがらないどころか船体の強度や気密性にも大きな問題を生じてしまうからです。
 船首部・物倉部・居住区・船尾部などを適格な大きさに区分けし、徹底した品質管理のもとで各ブロックを製造。完成した船体ブロックを、輸送台船にて、組立てる造船所に運搬します。

船名 :太洋丸(タイヨウマル)
登録年月日 :平成28年5月31日
総トン数 :19.0トン
航行区域 :沿海